県庁や市役所の面接に行くと、最近はこの質問をされるケースが多いようです。回答によっては面接官にあまりよくない印象を与えかねないシビアな質問であるため、記事にしたいと思います。
目次
まず、人事はなぜこの質問をするのか
人事の立場からすると、この質問をする理由は二つあります。
- 1.本当にその職場が忙しいので、純粋に確認したい。
- 2.公務員は「楽」という印象をもって受験している学生を排除したい
最近は、県庁や政令指定都市の市役所は忙しい傾向にあり、残業も部署によってはかなりあることから、純粋に確認しているのかと思います。また、このように忙しい状況下で「公務員になって楽したい!」と考えている学生を採用してしまうと、入庁後の「忙しい!」というギャップから転職を考えてしまうなどの事が考えられますので「楽したいから激務はいや」という学生をそもそも採用しないようにこの質問をしていることが考えられます。
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実際問題、県庁や市役所は激務なのか?
これは県庁も市役所も「部署による」という答えが正解になります。例えば財務系の部署は決算期は毎日終電帰り。下手をすれば近場のホテルを手配してそこに泊まるような生活になるというのは有名な話です。一方地方の支店や公立高校の事務員などに配属された場合は、基本的に残業はなく毎日定時で帰宅できるような生活が続きます。
よって、面接で「うちは激務だけど大丈夫?」と質問されたからと言って、その県庁、市役所で働いているすべての人間が激務であるということはないので、ご安心ください。
よって、回答としては「頑張ります!!」と言うのがベスト
例えば以下のような回答をするとよいでしょう。
「激務というと、毎日終電で帰宅しなければいけない時期もあるということでしょうか?私は〇〇の仕事をやりたく県庁を志望しておりますので、その仕事が忙しくて夜遅くまで会社に残って仕事をしなければいけなくなったとしても、きっと楽しく仕事ができると思いますので、頑張って働きたいと思います!しかし、忙しい時期とそうでない時期の波はあるかと思いますので、閑散期になったら趣味の時間を取ってリフレッシュするなどのメリハリのある生活をすることで、仕事に疲れてしまわないように気を付けていきたいと思います。」
など、忙しい時期でも頑張って働きますというアピールと、忙しくない時期にリフレッシュをすることでストレスを発散して仕事とオフの両立を図りますといったように、具体的にどんなふうに仕事をしていくつもりなのかイメージを伝えることでより人事に高評価を与えることができます。