こんにちは!
この記事は、将来は公務員を!と志している大学2年生、3年生、第二新卒の方等に向けて記載しています。
公務員試験を受験するに当たり、予備校に通うか、独学で頑張っていくか、悩むところではあると思うのですが、この記事はLECやTACなどの”いわゆる通学する予備校”に通わずに(結構高いから)、いかにお金をかけずに効率的に公務員試験にチャレンジしようかと考えている方にとても参考になるはずです!!
独学で公務員試験の対策をしようと思った場合、重要になってくるのは過去問や参考書選びです。
過去問や参考書は、独学の皆さんにとって先生を選ぶようなものです。
優秀な先生に教えてもらった方が、効率的に勉強できるというのはあたりまえ!!
よって、優秀な先生(過去問、参考書)を選んで効率的に勉強してほしいと思います。
今回は、そんな皆さんに、実際に公務員試験に合格した筆者が、改めて世の中に出回っている過去問を見直して、これはわかりやすい!といった参考書をピックアップしてご紹介していきたいと思います。
目次
教養試験対策にオススメの過去問・参考書・勉強方法
数的推理・推理判断・資料解釈
さて、まずは教養試験で最も重要な科目である数的推理系からご紹介。
数的推理系で一番オススメな過去問は、やはり畑中先生の過去問です。
畑中先生は元LECの教員で、LECでわかりやすく数的推理系の過去目を講義されていました。
その講義のノウハウがぎゅっと詰まった参考書が、以下3つの参考書です!
数的推理系の科目は、とにかくアウトプットが重要!
過去問をひたすら回答して、わからない問題は解説を読んで理解していくというスタイルが大事です。
この「どう回答すればよかったのか」という解説の部分がこの参考書には非常に丁寧に載っています。
問題数が充実しているというもの、過去問選びには大事ですが、この参考書は問題数も解説も充実。これでたいさくしていけば、とりあえず数的推理系はOK!でしょう。
数的推理、推理判断、資料解釈については、かなり点数のウエイトが高い最重要科目になりますが、文系の方にとっては結構とっつきにくい科目でもあります。
解説を読んでもよくわからなかったり、そもそも高校の頃から数学が苦手!という場合は、オンラインで講義を受講できるオンライン予備校アプリを活用するのがおすすめです。
たとえば、スタディング というアプリを使うとLECやTACの75%OFFぐらいの価格で、試験対策ができます。
無料で講義を聞くことができるので、とりあえず講義を聞いてみて「講師の説明がわかりやすいか」どうかや「アプリが使いやすいか」どうかを、まずは試してみるのがいいと思います!
社会科学
さて、次に社会科学についてですね。
社会科学は、専門試験対策もする人にとってはサービス問題ばかりなのですが、教養試験しか対策しない人もいると思います。
専門試験対策をする人は復習として、教養試験しか対策しない人はしっかり勉強する目的で、下の参考書をお勧めします。
LECが出版している参考書と、スーパー過去問ゼミという参考書がどちらもお勧めです。
内容的にはどちらも解説が充実していて、独学者にやさしい内容になっています。
なので、見た目で選んでいいと思います。
・・・ちなみに見た目は結構大事ですよ、読みやすいとか、何となく勉強しやすそうとか。なんといっても1年間お付き合いする問題集ですからね。
Amazonの商品ページに、どんな感じで過去問と解説が載っているかイメージの写真もありますので、勉強しやすそうな方を選んでしまいましょう。
社会科学も、過去問オンリーで基本的にはオッケーなのですが、細かく解説を読んでいくとわからないところも時々出てきます。
よって、参考書で知識を補足するとよいでしょう。
参考書としては、こちらの光速マスターがお勧めです!
日本史、世界史
日本史と世界史については、時系列で歴史を押さえていく事がポイントになります。
よって、過去問を丸暗記してもいいのですが、これでは時系列がわかりにくいので参考書も斜め読みしていくのが良いと思います。
試験範囲としては、大学センター試験と同等になりますのでセンター試験の参考書がまず参考になります。
こちらの参考書を斜め読みすることをお勧めします。
過去問については、試験種によって、どの時代が多く出題されるのか、また頻出の問題がどれかがわかるような過去問を購入することをお勧めします。
解説としては、参考書を読めばよいので、解説が充実しているというよりも、どの時代の問題が多く出るというのがわかるような過去問がお勧めだと思います。日本史世界史は試験範囲が広いですからね。
よって、こちらの過去問をお勧めします。
日本史については、地方上級メインになりますが、頻出ポイントをまとめた記事がありますので併せて読んでみてくださいね!
【公務員試験】日本史の頻出暗記ポイントまとめ!ここはよく出る!【試験対策】
物理、化学、生物、地学、数学
物理、化学、生物、地学、数学ですが、まず過去問が大切です。
あまり出題数としては多くないので、過去問を回答して、忘れてしまっているような内容があれば参考書で補足していくやり方がお勧めです。
一から学習する科目ではないと思いますので、まずは過去問を解きましょう。
こちらの過去問がお勧めです。
この他に、スーパー過去問ゼミというこちらの過去問もあるのですが、こちらは問題数が若干少ないので、少数精鋭で出るとこだけ対策したい人にはお勧めです。
次に参考書ですが、自然科学についても日本史世界史と同様に、試験範囲は大学センター試験と同様になりますので、センター試験の過去問を利用することが有効です。
文章理解
文章理解は、現代文、英文、古文が出題されますが、まずこれらの科目に参考書は不要です。
過去問を回答して、どんな文書が出題されるのかを理解しておくようにしましょう。
専門試験対策にオススメの過去問・参考書・勉強方法
次に、専門試験対策をするためのお勧めの参考書や過去問についてです。
専門試験は、大学で法律系や経済系を先行していても、結構難しいなと感じる問題が出ます。
よって、参考書での理解と、過去問でアウトプットが全般的に必要になります。
憲法
まず憲法ですが、参考書としてはこちらの参考書が非常に読みやすいです。
もともと法律系の科目というのは、堅い内容になるので参考書を読むのも一苦労・・・なんですが
結構柔らかい感じで書いてあり、とても読みやすいです。
また、購入者特典としてyoutubeで解説動画もアップされており、非常にわかりやすい内容となっています。
是非、一度読んでみてください。
次に過去問ですが、2種類の過去問がお勧めです。
まず一つ目は、分厚く広くいろいろな問題を練習できる過去問です。
こちらの参考書が、網羅的にかつ大量の問題が掲載されておりお勧めできます。
次に、直前対策や、電車の中などの移動中に使用できるものとして、ピンポイントに重要論点が掲載されている過去問もあったほうが良いと思います。
本が薄く、かつ内容が充実している過去問として、こちらがお勧めです。
次に民法ですが、民法も憲法と同様、大学で法律経済系を先行していたとしても結構難易度が高い問題が出題されます。
よって、参考書でのインプットと、過去問によるアウトプットがどちらも必要になります。
まず、参考書ですが民法は憲法に比べてかなり内容が取っつきにくく、複数の参考書を使っていいとこどりして理解していく方法をお勧めします。
参考書によって、例えば物権についてはわかりやすいけど、総則の方は微妙にわかりにくいみたいなことがありますので、複数購入をお勧めします。
具体的には、以下の参考書がわかりやすいと感じましたので、一度目を通して比較してみてください。
インプットは参考書、アウトプットは過去問で行いますので、過去問自体の解説はそれほど優先度は高くないと思います。
よって、以下の過去問が問題数が多くお勧めできます。
その他、電車の中などの移動時間に、薄めの重要論点だけ押さえている過去問があると、効率的に勉強できると思います。
以下の参考書は比較的薄めで、ポイントも抑えているのでお勧めできます。
行政法
行政法も参考書によるインプットと、過去問によるアウトプットが必要な科目です。
ただ民法よりは難易度低めな印象ですね。
まず、参考書についてですがやはり複数の参考書を購入して、いいとこどりをして勉強していく方法がお勧めです。論点が絞られているものと、広く深い解説がある参考書が二種類あるとよいと思います。
具体的には、これらの参考書がお勧めできます。
次に過去問についてですが、例によって問題が多く掲載されているものと、論点だけ絞って持ち運びがしやすいタイプのもの2種類を用意することをお勧めします。
具体的には、これらの過去問がお勧めできます。
労働法
さて、次に労働法ですが、労働法はそれほど時間をかけることもできない科目かと思います。
よって、効率的に学習する必要があり、参考書でのインプットはあまり必要ないでしょう。
過去問を回答して、解説を丸暗記していけばよい程度かと思います。
よって、過去問を購入する必要があるのですが、問題数が多く解説も充実しているものを1冊チョイスする必要があります。
候補としてはこの過去問が一択かとおもいます。
刑法
刑法についても労働法と同じく、それほど時間を割くことが出来ない科目になります。
よって、やはり過去問中心になります。
問題数が多く、解説も充実している過去問としては、これ一択になります。
次にミクロ経済学、マクロ経済学についてですが、公務員試験の問題の中では最も難しい科目だと思っています。
経済系を先行していた学生でも結構難しいので、それ以外の学部の学生にとってはさらに難しい。
よって、参考書でのインプットが重要になります。
1冊買うのではなく、複数購入していいとこどりして勉強していかなければ理解は難しいです。
また、ミクロマクロ経済学は、内容のインプットだけではなく、実際に計算をしたり問題を解くことがとても重要な科目になります。
よって、過去問が多数掲載されているものを購入する必要があり、これらの過去問がお勧めできます。
財政学
財政学ですが、専門試験対策としてミクロ、マクロ経済学を学習されている方にとっては、半分試験対策が完了しているような科目です。
よって、参考書によるインプットを行ってもいいのですが、お勧めは過去問のみを解き、解説を丸暗記する方法です。
以下の過去問を丸暗記して行くのが良いと思います。
政治学、社会学、行政学、国際関係
これらの科目については正直暗記科目ですが、過去問を解いてみて、解説を読んでもよく割らないといった場合は、参考書を購入することをお勧めします。
過去問も、すべてを覚えるのではなく、自身が受験する試験で、出題される範囲というのは決まっていますので、そこだけ覚えていけば大丈夫です。それほど時間をかけずに取り組むことをお勧めします。