こんにちは!
今回は、公務員試験の「民法」科目について、勉強法を解説していきます。
民法は専門試験科目の中では、憲法や行政法と同じく出題数が多い科目、対策の重要性も高く、勉強する範囲が多い科目です。
ぜひ、こちらの記事を参考にして、効率的に勉強を進めていってくださいね!
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目次
民法の本試験での出題数
まず、地方上級試験において、民法は民法1,2を合わせて例年4~6問程度出題されています。
筆者が受験した地方上級(中部北陸型)の専門試験は40点満点なので、最大10~15%はこの科目で得点できます。
かなりウエイトが高い科目と言えますね!
本試験での難易度
地方上級試験の民法は、他の試験(国家総合職や、国家一般職、特別区)などど比べて大きな特徴があります。
特徴として、基本的な内容が複数分野から複合的に組まれた問題が出題されます。
1問の中に、色々な分野に関する知識が含まれており、広く浅く理解しておくことが求められています。
しかし、あまりコアな内容は問われないイメージであり、基本的な知識を理解しておくことが重要になります。
よって、以下の過去問で「基本問題」レベルを広く浅く理解しておくレベルでよいです
勉強を開始する時期は「憲法の勉強が終わった後で!」
民法1についてですが、12月迄に参考書を一通り学習し、基本問題の8割が回答できるようになっておくとこをオススメします。
民法2は、親族・相続のみを、12月までに学習しておきましょう。それ以外は不要です。
タイミングとしては、憲法の勉強が終わった後に取り組むのがよいでしょう。
【地方上級】独学で合格するための勉強法 勉強開始から12月【いつから何を】
お勧めの勉強法「参考書でざっと理解し過去問演習」
勉強方法ですが、初学の方がいきなり過去問を解くのは難しい科目です。
民法独特の考え方があり、それを理解することが難しいでしょう。
よって憲法と違い、まずは参考書でざっとインプットしたうえで、過去問演習に入ることをお勧めします。
インプットに最適なテキストはこちら。
他の公務員試験攻略サイトですと、こちらのTACのテキストがよくお勧めされていますが
民法THE BESTシリーズのほうがより実戦形式で、内容もまとまっているため、筆者はよい参考書だと思います。
(参考)他サイトでお勧めの参考書
ポイント1「民法2は親族・相続のみ」
地方上級試験攻略における、民法の最大のポイントは「民法2を捨てる」ことです!
地方上級公務員における民法という科目は非常にコスパが悪い科目になります。
具体的には、出題数が他の試験種に比べて少なく、地方上級試験は民法という科目が非常に冷遇されています。
- 特別区:10問
- 国家一般職:10問
- 地方上級:4~6問
このように、地方上級試験は民法の出題枠が他の試験に比べて半分となっています。
民法の参考書を書店に行き手に取るとわかるのですが、民法1、民法2という2冊参考書があり、1冊の厚さもかなりのものです。
さらに、民法は覚えるべき条文や判例が非常に多く(体感的な暗記量は憲法の2倍以上)対して出題もされないことから、勉強のコスパが非常に悪いと言えます。
よって、地方上級を第一志望とする方は、民法の勉強は程々に他の受験生がそれほど力を入れていない、労働法や刑法でカバーしていくやり方がいいと思います。
さらに、地方上級の労働法、刑法の問題は比較的基本的な内容からの出題が多いため、本番で安定した得点を狙うことが可能です。
ポイント2「民法1の過去問は基本問題のみ理解」
上記ポイント1で説明したとおり、民法1は非常にコスパが悪い科目です。
よって、あまり深追いせず基本問題レベルの理解にとどめておき、ほかの科目の勉強に時間を割くべきです。
具体的には、過去問を見ていくと「裁判所事務官」の過去問は非常にレベルが高い問題が多く載っています。
よって「応用問題」のカテゴリに入る過去問や「裁判所事務官」の過去問は飛ばし、それ以外の問題を理解しておくレベルにとどめましょう。
勉強方法は、参考書で理解→過去問で何度もアウトプット
勉強方法として、一度参考書でざっと内容を理解したら、何度も過去問でアウトプットを繰り返し知識を定着させることを行ってください。
本試験までに大体3週ぐらいすれば、参考書の内容を一通り覚えることができます。
12月までに、民法1を2週、民法2の親族相続を2週することを目標に頑張ってください。
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