地方上級公務員試験の「数的推理」科目について、勉強法を解説していきます。
数的推理の本試験での出題数
まず、地方上級試験における「数学的に推理する科目」は以下の4つです。
4科目合わせて合計15点分ほど例年出題されます。
「数的推理」
「判断推理」
「資料解釈」
「図形」
私が受験した地方上級の教養試験は50点満点なので、試験の30%はこの3科目で占めることになります。
つまり、これらの科目の対策をサボっては、公務員試験に合格することは不可能と断言してもよいと言えます。
そのうち、今回解説する「数的推理」は、「図形」を含み合計6問程度出題されます。下の画像は、2016年度の教養試験の出題数を表にしたものです。
本試験での難易度
本試験の難易度は、他の試験に比べて高い傾向です。
地方上級=国家総合職>国家一般職>特別区>市役所
国家総合職、地方上級は以下の参考書の場合、応用問題レベルまでの理解が必要になると理解しておいてください。
逆に言えば、以下参考書の応用問題レベルが回答できれば本番でも得点できます。
勉強を開始する時期は「即開始」
以下のページでも解説しましたが、数的推理、推理判断、図形は、12月迄に参考書の中の問題の8割が回答できるようになっておくとこをオススメします。

なぜなら、これら4科目は本番で参考書内の問題と同じ問題が出題されることはありません。
よって解法を導くロジックやコツみたいなものを掴むために勉強する科目になります。
このコツをつかむのに、筆者は大体100時間はかかったと思います。
ちなみに筆者は理系卒だったため独学で攻略しましたが、文系の方等で苦手意識を持っている方等は
迷わず予備校を検討することをお勧めします。体系的に回答のコツが教えてもらえます。

お勧めの勉強法「ひたすらアウトプット」
勉強方法ですが、ひたすらアウトプットになります。
アウトプットを繰り替えす中で、以下のようなロジックを意識してください。
独学で勉強する場合、以下のように「解法」の解説が手厚い参考書を購入するのがお勧めです。
上記の参考書で、応用問題まで回答できるようになれば、本番でも確実に得点できます!
難しいのは、「解法の瞬発的な判断」
公務員試験の本番は、時間との戦いです。本番では1問5分程度で回答していく必要があります。
よって、瞬発的に以下のいずれかの解法を選択して、回答にかかる必要があります。
・数学的に数式を使って解くか
・算数的に数えるか
・解法をあてはめるのか
過去問演習を行う際は「算数的に数えたりするのか」「数学的に数式を使うのか」「解法があるのか」を常に意識する癖をつけるようにしてください。
ちなみに、時間を意識するのは、参考書を1周した後でいいです。
まとめ
冒頭にもご説明しました通り、地方上級の教養試験の30%はこれらの科目で占められることになります。
他の受験生は皆必ずこれらの科目が得意になるように対策してくるでしょう。
よってあなたも、かなり苦しいと思うのですが必ずできるようになってください。
数的推理を制するものは公務員試験の教養試験を制します。
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